11月 塾長日記
11月 1日(金) 何かこの壁紙見てると目がチカチカしてくるけど、まっいいか。明るく行きましょう。 もう11月です。今年もいよいよ残すところ2ヶ月です。先日授業で小学生の低学年の子から、「そんなに年が終わるのが悲しいの?」って聞かれてしまいました。で答えて曰く、「○○は早く大きくなりたいと思ってるだろ。でも先生くらいの年になるともう年を取りたくないの。」・・・・ 生徒は大きく納得していました。その後普通に授業が始まったのは、言うまでもありません。 で高校受験の話ですが、今年から生徒個人を評価する絶対評価に変わったので、2年の3学期(相対評価)から3年の1学期(絶対評価)で3教科〜5,6教科もいっぺんに成績が上がった生徒がたくさんいました。と言うことは、3年の成績は2倍されるので、3つ上がれば評点が6上がることになるんです。5つなら10も!!と言うことは、今年の受検結果のデータを参考にすることはとても危険なこととなってきます。 いま保護者面談をしていますが、どのくらいデータを参考にして受験校を決めていけるのかが、迷うところです。また私立高校で専願基準が出ていますが、高校側も基準を修正して出したとは思いますが、予想以上に基準をクリアーする生徒が増えて、専願希望者が増えすぎてしまうと、募集人数まで足切りをすることも十分考えられます。つまり以前であれば、中学校の先生が専願でOKと言われて、私立高校に書類を提出すれば、ほぼ100%合格していました。(例外で足切りを行った高校もありましたが・・・) でも今年は例外だった足切りをする高校が増えてくるのではないかと、とても心配です。また公立高校のC値も5ポイントから10ポイントくらい上げて考えないと、いけないと思います。どちらにしろまだまだ情報を集めていかなければならないようです。 |
11月 6日(水) 今日で横浜市の診断テストが終了しました。 先週後半から昨日まで、対策授業で満員だったけど、今日は一転して静かな授業時間です。 それと共に寒くなりました。もうスキー場もオープンしたところがあるみたいだし、とっくに木枯らし1号も吹いちゃったし、教室の前の街路樹は、毎日大量の枯れ葉を落として、掃除が大変です。 このごろのニュースは、拉致問題とノーベル賞のことが多く報道されてますが、ノーベル賞も島津製作所の田中耕一さんばかりで、小柴昌俊さんのことはほとんど出てきません。チョットかわいそうなんで、小柴さんのノーベル物理学賞のことを少し紹介します。(期末テストの社会で時事問題に出るかも) 小柴先生は「ニュートリノ天文学」という新しい研究分野を発展させた人です。ニュートリノとは太陽のような水素の核反応(水爆と同じ)で燃えている恒星から放出される、不思議な粒子のことです。 たとえば、何兆個ものニュートリノが毎秒私達の体を突き抜けていますが、全く気が付きませんし、普通には観測することもできません。それは、ニュートリノには非常に強い透過力があるから、ほとんど全ての物質を通過してしまうからです。 そこで、ニュートリノを捕まえるために小柴先生のグループは、神岡鉱山の地下1000メートルに3000トンの水を貯えた水槽を作り、内側にお椀のような検出装置をびっしりと敷き詰めた「神岡NDE」(NDE=Nucleon Decay Experiment)・・・通称カミオカンデを作りました。 その結果1987年に超新星爆発によるニュートリノを検出して、今まで理論的にしか分かっていなかった、いろいろな宇宙のことを実際に確認することができました。 現在天文物理学では、宇宙はビックバンから始まったとか、星の誕生から終わりまで、ブラックホールや宇宙の終わりまでも分かっているようですが、実はほとんどが理論なんです。確認されていることはほんの少しで、しかも分からないことだらけなんです。ニュートリノの研究は、いくつかの理論を証明して、分からないことを少しずつ分かるようにして行ける研究なんです。・・・・・すごいですね。 |
11月 8日(金) 先週の書いた小学生の低学年の子の授業で、今週は理科の星座早見板がどんなのだかよく分からないと言うので、確かにあったはずの星座早見板を必死に探したのですが、どうしても見つかりませんでした。で、どうしても見せてあげたかったので、買って来てしまいました。そして今日貸してあげたら、「ぱっ」と笑顔になって喜んでくれました。ん〜〜〜純真無垢の笑顔ってこんなんだろうなぁ〜〜〜と思いつつ、貸してあげられてよかったと機嫌良く過ごせた一日でした。マル!v(^o^)v |
11月16日(土) この前ニュースで長野県知事の田中さんが、人件費削減策として、「まず隗より始めよと言われるように、自分の給与から削減します。」と言っていました。「まず隗より始めよ」って知ってますか? そこで教養を身に付けるためにちょっと説明したいと思います。 これは中国が秦によって初めて統一される直前の戦国時代末期−紀元前260〜250年頃−の事なんです。当時は何百もあった小国が、戦国七雄(秦 しん・楚 そ・斉 せい・燕 えん・韓 かん・魏 ぎ・趙 ちょう)と言われる強国に集約され、対立抗争が激化していました。その中から秦が力を付けてきたので、他の6国が手を結んで秦に対抗しようとした−合従連衡策−時期でした。 国力を付けるには国の政治体制を整えて経済力と軍事力を付けなければならなかったので、各国はその方法を考え実行できる人をいつも募集していました。 そんな中で「燕」という国が、出来の悪い国王のために滅んでしまいそうになりました。そこで後を受けた「昭王」(前312年〜前279年在位)は、人材登用にかけて後世にまで名を残した賢君で、あの有名な「楽毅・がっき」−のちの諸葛孔明が手本として尊敬していた人−もこのとき採用された一人です。 昭王は、国家再興のためにすぐれた人材を集めたかったので、郭隗(かくかい)−昭王の政策に助言していた人−に相談したところ、「まず隗、つまりこの私からお始めなさい。この噂を聞けば私以上の人物が集まるでしょう。」と助言したんです。昭王はさっそく郭隗のために宮殿を改築して、師とあおいで優遇しました。 すると、その噂を聞いて楽毅が魏から、鄒衍(すうえん)が斉から、劇辛(げきしん)が趙から続々集まり、昭王もすばらしい政治を行い、当時秦と同じくらいの国力を持っていた斉を破って恨みを晴らしたんです。 以上が背景ですが、元来、大事業をなそうとするならまず手近な賢から着手せよ、との趣旨だったんですが、今では、「言い出したものが実行せよ。」と言う意味で用いられているようです。 |
11月18日(月) ちょうど1週間後の25日(月)から近くの公立中学4校で、一斉に期末試験が始まります。4校の試験日が全く重なるのは初めてで、今週から26日までテスト前の振り替え授業や自習しに来る生徒で、ほぼ毎日満員になってしまいます。今週は日曜日も授業や自習のために仕事だぁぁぁぁぁぁ。 私も実技テスト対策問題を全校全学年に毎回作っていますが、同時に4校×3学年×実技3教科=36種類(美術は作っていません)をテスト範囲がでたら作って渡さなければなりません。ん〜〜〜考えただけでも今週はテンションが高くなりそうです。みんなもがんばれ!!!!!。私もがんばれ!!!!!。ハイ! |
11月23日(土) ん〜〜〜〜、久しぶりにテレビで歌を聴いてウルウルしてしまいました。毎日ニュースを録画して帰ってからみてるんだけど、土曜日は「ミュージックフェア」をやっていて、「さだ まさし」が出てたんで見ていました(高校時代フォーソング大好きだったんで・・・)。で歌った曲の中に「償い」(テレサテンじゃないよ)って言う曲がありました。 今年2月に、ある地方である少年犯罪の事件の裁判があって、その裁判の時に裁判官が「あなた達は、さだ まさしさんの「償い」という曲を聴いたことがありますか?自分たちが犯してしまった罪を深く反省してください。」と言ったそうです。 それで有名になった曲なんです。実際にあった事件で、交通事故である家庭のご主人を死なせてしまった人が、それを少しでも償うためにし続けたことと、その奥さんとの事を歌った曲です。 聞いていると本当に胸にぐっときますし、ウルウルしてしまいます。また裁判官が言ったことにも驚いたというか・・・・・感動してしまいました。 |
11月26日(火) 明日で公立中学校の期末テストが終了します。だから今日が対策の最終日。今日もたくさん授業をしました。明日のテストが今年最後の定期テストです。今日一日ガンバって勉強して下さい。 中3生は、12月にはいるとすぐに三者面談ですね。これでほぼ最終の志望校が決まるわけです。決まったら受験勉強に向けて頑張りましょう。12月8日(日)は全県模試で、12月15日(日)から入試直前まで毎週日曜日は「入試答案練習会」です。これからの勉強がとっても大切になってきます。体調に気を付けて頑張っていきましょう。 高校3年生も推薦の面接や志望校の決定などで大変だと思います。今日も面接の心構えをアドバイスされていた生徒もいますし、志望校の確認の話をした生徒もいました。あと少しで合格すると信じて頑張って下さい。 今週からは、高校生や私立生のテスト対策が始まります。計画的に準備しないと直前であわててしまうので、早めに対策授業に入ります。先生方も頑張って下さい。 「頑張って下さい。」ばかりになったけど、私も頑張ります。 |