2 月 塾長日記

 2月 1日(土) 
 いよいよ中学入試、大学入試が本番を迎えました。みんな無事に受験できたことを祈っています。

 大学入試は、ほとんどが受験生一人で出かけていきますが、中学入試は、お父さんやお母さんがと一緒に出かけていきます。試験中は父母控え室でずっと待っていてくれます。控え室と言っても体育館や講堂が利用されるので、以外と寒いんです。椅子もパイプ椅子が多いので、ずっと座っていると疲れてしまいます。

 つまり中学入試で一番大変なのは、付き添いのお父さんお母さんなんです。今年は1日(土)2日(日)なので、お父さんの協力も期待できますが、平日の入試ばかりだと、付き添いはほとんどお母さんが担当しているようです。

 受験が続くと子供以上にお母さんの体調の方が心配です。お父さんお母さんも十分体調に気を付けて、頑張って下さい。
 2月 3日(月) 
 今日くらいから、中学入試の2次試験が本格的に始まります。昨日も1日に合格した生徒の今後の受験校について、いろいろ相談しました。みんな最後まで体調に気を付けて頑張って下さい。
 2月 4日(火) 
 今日公立高校の、1回目の倍率が発表になりました。今年から新しく2つの高校が1つになって無学区制になった、横浜桜陽高校ができました。いろいろ前年のデータと比べて学区全体の動向を検討してみました。以下に結果として分かったことを列挙してみます。

 @推薦入学の募集(合格者数)が253人増えました。
 A@の結果、第一希望の募集人数が54人減りました。
 B第一希望の志願者が138人増えました。
 C桜陽高校をぬかすと、学区外の第一希望者数が1人増えました。

 以上のことを考えると、
 前年より推薦合格者が増えているので、入学試験を受ける生徒は減るはず。
 でも、253人も増えている。理由は?
 (1)学区外からの受験生は増えていないから、桜陽高校の「学区外受験生」が増えた?
   →公表はないので確認はできないが、予想では60〜70人か?

 (2)横浜中部学区の中3受験生が、予想以上に増加した?
   →募集定員は146人増えているので、増えてはいるんだろうが、予想の範囲か?

 (3)前年なら公立高校は無理な生徒が、今年から絶対評価になり、見た目の内申が前年より上がったので、公立高校を受験している?
   →今年から保土ヶ谷高校が一番入りやすい高校になったが、募集定員が増えたが志願者はそれほど増えず、逆に倍率を下げている。(3)の様な生徒を吸収しているとは思えない。

 結局何が考えられるかというと、いろいろな要因が絡まっているようです。

 @絶対評価の結果、上位生は光陵高校(1.61倍→1.82倍)、平沼高校(1.42倍→2.10倍)、
  桜丘高校(1.58倍→1.88倍)に集中して、倍率が急上昇した。
  これは相対評価ならワンランク下の高校が実力相応校だった生徒が、自分の内申を信じて、挑戦している子が増えたからだと思います。

 A@の結果真ん中の金井高校が空洞になった。(1.78倍→1.44倍)

 B中位生は、少し慎重に金井高校から戸塚高校に出願したり、舞岡高校から戸塚高校へワンランク上げたりして、戸塚高校に集中しました。(1.64倍→2.12倍)
  もちろん戸塚高校の人気が上がったことも原因です。

 C下位生にとっては舞岡高校は厳しい高校なんで、舞岡高校が空洞になった。(1.81倍→1.62倍)

 D実力相応を考えて、上矢部、桜陽、保土ヶ谷に別れた受験生以外に、桜陽高校は3教科入試なので、ワンランク上げて希望した生徒が、保土ヶ谷高校の倍率を下げた。(1.75倍→1.68倍)

 こんな流れになるのでしょうか。私個人の勝手な分析なので、いろいろご意見や違う考えもあると思いますが、大切なのは、いろいろ考えたら、どのように進路指導に移していくかだと思います。私も今日、明日で生徒やご父兄と、またいろいろ話をしていきたいと思います。

 2月 7日(金) 
 今日公立高校の、2回目の倍率が発表になりました。これで第一希望が決定しました。人数の変動にいろいろ考えさせられました。各塾でも分析していることと思いますが、私なりの分析をまた、書いてみたいと思います。

 第一希望に関して
 @光陵高校は10名増えているが、学区内生は3名減って学区外生が13人増えた。
 A平沼高校は29名減っているが、学区内生は6名減って学区外生が23人減った。
 B桜丘高校は1名減っているが、学区内生は2名減って学区外生が1人増えた。
 C金井高校は11名増えているが、学区内生は11名増えて学区外生は同じだった。

 とりあえず、上位4校を考えてみると
 (1)光陵高校の学区外生13名はなぜ増えたのか?
   近郊の学区のトップ校で光陵高校の1.82倍の倍率以上の高校は翠嵐高校(2.33倍)と希望ヶ丘高校(2.25倍)だけだった。
   この2校から少しでも倍率の低いトップ校へ変更したのか?だがこれくらいの倍率で変更しなくてはならない生徒は、トップの生徒ではないはずだが、学区外でしかも1.82倍の高倍率の中へ変更してきたのだろうか?
   もしくは、平沼高校から光陵高校へランクを上げたのか?何人かはいるかもしれないが、13名全員ではないだろう。

 (2)平沼高校は順当な減り方だと思う。元々学区外生から人気があったので、昨年とほぼ同じ数になったと考えられる。(昨年101名、今年117名)

 (3)桜丘高校と金井高校は隔年現象で倍率の高さが連動しているので、桜丘高校(昨年1.58倍、今年1.87倍)と金井高校(昨年1.78倍、今年1.49倍)の動きは予想できた。

 (4)学区内生の動きを見ると、光陵高校で減った3名が平沼高校へ変更したとすると、平沼高校からは9名が減ったことになる。(+3名−9名=−6名)
   平沼高校の9名が桜丘高校へ変更したとすると、11名が減ったことになる。(+9名−11名=−2名)
   桜丘高校の11名が金井高校へ変更したとすると、ちょうど11名増えたことになる。
   こんなにうまく変更していないにしても、上位4校の移動の流れは見えてくる。
 残りの高校に関しては、明日書いていきたいと思います。
 2月 8日(土) 
 昨日の続きから考えると、
 @戸塚高校は15人減っているが、学区内生が14人減って学区外生は1名減た。
 A舞岡高校は14人増えたが、学区内生が15人増えて学区外生は1名減った。
 B上矢部高校は10人減ったが、学区内生が10名減って学区外生は変わらなかった。
 C桜陽高校は
6人増えた。
 D保土ヶ谷高校は変わらなかったが、学区内生が2人増えて学区外生が2名減た。

 (1)戸塚高校で減った14名は、ほぼ全員が舞岡高校へ変更したと思われる。最初の倍率で戸塚高校2.12倍、舞岡高校1.62倍を考えればもっと多くの変更があってもおかしくないと思うが、0.1倍の変更にしかならなかった。

 (2)上矢部高校で減った10名も、ほぼ全員が桜陽高校に変更したと思われる。

 (3)桜陽高校は無学区制なのではっきりとしないが、学区内の生徒が10名位増えていて、学区外の生徒が4人くらい減っているのかもしれない。

 (4)保土ヶ谷高校で2人しか増えていないのは、変えようがない下位生と桜陽高校の倍率2.24倍を心配しての安全志向の生徒とで、大きな変動がなかったと思われる。

 総合すると、戸塚高校の人気が続いている。昨年こそ1.64倍(第一希望)だったが、その前は2.04倍、その前が1.94倍と続いていた。新しい校舎と通い安さ、明るさなどが影響しているのだろうか。

 横浜桜陽高校は、明らかに新しい単位制の高校であることと(戸塚高校も同じだが)、3教科入試であることが主な理由で、応募者を集めている。

 単位制の意味や授業のあり方などの情報を知って応募しているとは思うが、自分で選択教科を選ぶと言うことは、今後のことを考えて選択しなければならないので、自分に対して、また自分の将来に対しての責任をしっかり自覚しなければならない。

 以上がだいたいの分析結果となりました。これはあくまでも今年の結果であって、来年はまた違う動きがされるはずですが、高校選択の時の一つの資料にはなるかと思います。今後も続けていきたいと思います。
 2月13日(木) 
 今日第2希望の志願変更の結果が出ました。簡単に分析してみたいと思います。

@光陵高校・・・[学区内]+2名 [学区外]−4名
  同一志願者が1名増えて平沼高校の同一志願者が1名減って、第2希望で光陵高校を希望したと考えられる。
A平沼高校・・・[学区内]−1名 [学区外]−11名
B桜丘高校・・・[学区内]−6名 [学区外]−1名
  同一志願者が学区内で9名減っているので、減った6名は同一志願を止めて、金井高校に変えたと思われる。
C金井高校・・・[学区内]+10名 [学区外] 0名
  同一志願者が3名増えているので、桜丘高校からの6名と合わせるとほぼ数字が合う。
D戸塚高校・・・[学区内]−8名 [学区外]  0名
  同一志願者は3名減っただけなので、残りの5名は舞岡高校か上矢部高校に変更したと思われる。
E舞岡高校・・・[学区内] 0名 [学区外] 0名
  同一志願者が3名減っているので、3名が戸塚高校からの変更と思われる。
F上矢部高校・・・[学区内]−4名 [学区外] 0名
  同一志願者は1名しか減っていないので、4〜5名は第2希望を変更していると考えられる。
G桜陽高校・・・−6名
  同一志願者数は変更がない。無学区制なので上矢部高校と保土ヶ谷高校の状況を考えると、次のことが考えられる。
  (1)6名のうち4名が学区内の生徒で、保土ヶ谷高校へ志願変更した。
  (2)4〜5名は上矢部高校から志願変更した。
  (3)4名減って4〜5名増えたとすると、差の5〜6名が学区外の生徒の変更と考えられる。
H保土ヶ谷高校・・・[学区内]+4名 [学区外]−1名

 2月17日(月) 
 いよいよ明日、公立高校の入試日です。今日も最後の対策と言うことで、多くの生徒が授業に来ました。ずっと残って自習していった生徒もいました。教室にあった合格お守りも全て生徒にあげてしまいました。みんな体調は悪くないようです。

 もう、今となってはガンバレと言うしかありません。ガンバレ!!!!!!
 2月18日(火) 
 公立高校の入試が無事終わったようです。何人かの生徒が帰りに寄ってくれました。こう言うときはいつも「どうだった?」は禁句にしています。

 「どうだった」と聞かれてもなんて答えていいか困ってしまうだろうし、また「びみょ〜ぅ」なんて言われても「そうか。」としか返事のしようもないんで、いつも「ご苦労さん。今日はゆっくり休みなさい。」と言うようにしています。

 今は、不安と言うより「終わってホッとしている。」と言うのが本音だと思います。本当にご苦労さんでした。
 2月19日(水) 
 公立高校の入試問題を見ました。みんなで分析をして後日結果を書いてみたいと思います。

 授業の方は、もう学年末テストが始まっている生徒もいます。また来週が学年末テストの生徒が多いので、今週は対策授業で、いっぱいです。いろいろな教科も見てあげてるけど、ちゃんと復習してヨ。

 来週は私立の生徒や高校生の対策をしなければならないので、3月の1週目が終わるまで、対策授業が続きそうです。
 2月25日(火) 
 明日で公立中学の生徒の学年末試験が終了します。先週から対策授業を振り替えて、実施していたので、ほぼ毎日満員状態でした。日曜日も授業を実施して、何とか今日で終了します。みんなも頑張ったけど、先生も頑張ったんだから、納得できる結果を出してよ!

 でも今週からは、私立の生徒と高校生の対策です。教科書以外に、別の問題集や先生自作のプリントを使っていたり、英単語集なんかが一人一人違うので、個別なので当たり前なんだけど、一人一人に確認のテストを作ってチェックしています。結構大変!!
 だからしっかり利用して覚えてよ!!
 2月26日(水) 
 今日もいい天気でした。で、だんだん花粉症の生徒や先生にとっては辛い時期になったようです。今日は生徒も先生も花をズルズルしながら授業をしていました。ティッシュペーパーとゴミ箱が引っ張りだこでした。これからが辛いんだろうなぁー。
 でも教室に入ってしばらくすると、空気清浄機のおかげか、少しずつ楽になってきたようです。