8 月 塾長日記

 8月 2日(土)
 夏期講習U期が無事終了しました。前半の3期間の中で一番忙しく、込んでる期間だったので、無事終了してホッとしまた。

 8月後半の授業のガイダンスをしながら、生徒一人一人を見ていると、今日で終了する生徒は何となくうきうきしていて、元気良くあいさつして帰っていきました。でもまだV期に授業がある生徒は、何となくあきらめムードの様な、「あぁぁあ〜〜」って言う雰囲気が漂っているように感じました。

 ようやく夏本番という天気になって、明日の日曜日は海や山やプールにみんな行くんだろうなぁ。怪我や事故に十分注意して、夏休みを満喫して下さい。
 でも、明後日の月曜日からまだ講習会がある生徒は、ちゃんと準備をすましておこうね。
 8月 7日(木)
 いよいよ今日で前半の夏期講習が終了しました。みんな晴れ晴れとした顔をして、元気良くあいさつして帰っていきました。ん〜〜後半の授業が始まったら、みんな真っ黒になって帰って来るんだろうなぁ。あまり遊びすぎないように・・・・、と言っても部活がまだまだ続いて、大変な生徒も多いみたいです。
 私も明日から夏休みを・・・・・と思っていたら、振り替えの授業が入ってしまい、朝から授業をすることになりました。小学6年生の受験生です。
 いまうちの塾には、他塾と掛け持ちで来ている生徒が何人かいます。受験生ばかりとは限りませんが、やはり小6、中3、高3の受験生が多いですね。この中でたぶん一番ハードなのが、小6の中学受験生だと思います。

 中学受験塾の講習会は、4教科生ならどこでも1日6〜7時間授業をします。多いところでは8〜9時間、10時間なんて塾もあります。それに加えて家庭教師が就いたり、個別塾に通ったり・・・・。

 やっぱり小学6年生が、一番勉強しているようです。可哀相だとか普通じゃないとか、いろいろ言う人もいますが、大変なことであることは間違いありませんね。でも子供達は、それなりに息抜きの時間を作っているようです。人それぞれですが、やっぱり子供は元気だ!!!

 ガンバレ中学受験生!!・・・・・・あれ?どこかで聞いたことがあるなぁ。
 8月18日(月)
 今日から夏期講習後半がスタートしました。当たり前ですが、先生で忘れていたり時間を間違えた人はいませんでしたが、寝坊して遅刻した生徒が2人と忘れていた生徒が1名いました。ちょっと心配だった、何名かの生徒には前日連絡したんですが、予想外の生徒が忘れていました。

 長い休みだと、曜日の感覚が鈍ってくるんで、今日何曜日なのかが分からなくなってきますね。
 さあ!今日から気分を入れ替えて、勉強モードにスイッチオンだ!!
 8月19日(火)
 休みの間もずっ〜と天気良くなかったですね。ほとんど曇りか雨の日ばかりで、せっかくの夏休みなのにプールや海は寒くて泳げないし、海の家の人たちは困ってるし、山は寒いばかりでなく、雨で山崩れや鉄砲水の被害なんかが多かったりして、結構危険だったりしましたね。

 こんな天気で困っている人は他にもいて、まずビール業界の人ですね。ビールの売り上げも悪いし、ビヤガーデンも人がいないし、あとは家電業界でもクーラーや扇風機が売れなくて困っていたし、それと農業関係の人たちは、本当に深刻ですよね。

 自然のことなんで、私達に出来ることは本当に限られているけど……身の回りで出来ることから始めるしかないね。自然をコントロールしようなんて考えないで、自然を自然のまま保つことを……。

 自然と言えば、半年ほど前に「水は知っている」っていう本を、何冊か読んだことを思い出しました。水の「結晶」の写真がたくさんあって、水や結晶の話がいろいろ書いてあるんですが………。

 いろいろな所の水を結晶にして写真を撮ると、きれいな環境の水なら、きれいな雪の結晶のようになるし、ごみごみした所や汚い水だったら、結晶は出来なかったり崩れたりするんです。
 また心が穏やかになるようなクラッシックを聞かせると、とてもきれいな結晶が出来るのに、ハードなロックなんかを聴かせると、結晶が汚いんです。
 そして極めつけが、毎日「愛してるよ。」と語りかけられた水は、すばらしい結晶が出来て、「嫌いだ、汚い。」などの言葉を掛けられた水は、結晶が崩れたり出来なかったりするんです。

 ん〜〜〜不思議だ。もちろんいろいろな人が同じ事をしても、やはり同じ結果が出るんです。
 ん〜〜〜やっぱり、不思議だ!!!!

 よく、「植物は言葉を認識する。」って言うことは聞いたことがあります。植物に「愛しているよ。」とか「きれいだよ。」などと言葉をかけ続けると、いつまでも元気だったり、とてもきれいな花を咲かせるそうです。でも汚い言葉をかけ続けると、枯れてしまったり元気がなくなってしまうそうです。

 これは、生きている植物のことなんで、何となく納得できるけど、この本の話は「水」なんで、生きている状態ではないんで・・・・ ん〜〜〜どうしても不思議だ!!!!!!!
 8月22日(金)
 昨日私のお気に入りのテレビ番組の「アンビリーバブル」で、またまた感動してしまいました。早速今日パソコンで調べてみたんで、お知らせしたいと思います。

 明治23年(1890年)9月16日和歌山県の南端にある大島沖で、トルコからの使節団を乗せた船「エルトゥールル号」が、台風のために沈没してしまいました。乗組員中600人近くが死亡しましたが、約70人が地元の人たちの手によって助けられました。

 この島には電気、水道、ガス、電話はもちろん井戸さえなく、50件くらいの家々では自分たちが食べていくだけで精一杯だったのに、彼らを助けるために自分の体温で彼らを温め、食べ物全てを彼らに与え、とうとう非常食用のニワトリも潰して食べさせて上げたそうです。

 非常食まで食べさせてしまうことに不安を感じていた島民でしたが、ある女性が「私達のことは、お天とう様が守って下さるわよ。」といって、全てを食べさせてあげたそうです。
 そして遭難して死んでしまった人たちを丁寧に埋葬してあげたました。

 この「エルトゥールル号」の報は、和歌山県知事に伝えられ、明治天皇に言上されました。そして直ちに医者や看護婦が派遣され、生存者全員を日本の軍艦に乗せてトルコに送還して上げたそうです。
 また日本全国から弔慰金が寄せられて、トルコの遭難者の家族に届けられました。この時、島の人々はお金を受け取らなかったそうです。

 ここで知っておきたいこととして、この遭難の4年前に紀州沖でイギリスの貨物船「ノルマントン号」事件があったんです。この事件のことは参考書などに載っていますので、自分で調べて下さい。
 この事件によって、大島の村民も外国人に対しては、いい印象は持っていなかっただろうと言うことです。

 この「エルトゥールル号」の話には続きがあって、18年前のイラン・イラク戦争で1985年3月17日にイラクのサダム・フセインが「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ全ての飛行機を打ち落とす」と、無茶苦茶なことを世界に向けて発信したんです。

 当時イラクにいた外国人(日本人を含めて)は、自分たちの国の民間飛行機がイラクに来られなくなる訳だし、いつイラン・イラク戦争が起こっても不思議でない状況になってしまったんで、48時間以内に脱出しようとしたんです。

 日本人も同様に脱出の手続きをしたんですが、外国の航空機は全て自国民の搭乗を優先したため、予約したにもかかわらず、誰一人乗ることが出来ませんでした。
 また日本では、外務省が救援機派遣を日本航空に依頼しましたが、「帰る際の安全が保障されない」として、イラン乗り入れを断念してしまいました。この時300人以上の日本人が現地に釘付けとなり、孤立した状況になってしまったんです。

 こんな状況で、日本人救出のために飛行機を飛ばしてくれたのがトルコ航空だったんです。日本人215名を乗せて、成田に向けて飛び立ったのは、タイムリミット1時間15分前だったそうです。

 なぜトルコ航空機が来て、助けてくれたのか?……「エルトゥールル号」の事はトルコの学校の教科書にも載っていることだそうです。今の日本人が知らないだけで、トルコでは小学生でさえ知っていることだそうです。
 そして今回のことは、確かに「エルトゥールル号」の遭難に対する、トルコ国民の恩義を背景として培われた、親日の行為だったんです。大島の島民に対する恩義と同時に、日本国民に対する恩義だったなんて・・・・。

 余談ですが、前回のサッカーワールドカップで日本とトルコが試合をしましたが、多くのトルコのサポーターは、「自分の国はもちろんだけど、日本も応援したいし、ガンバッテ欲しいので、両方応援します。」と言っていたそうです。・・・・・しっ知らなかった!!!!

 ん〜〜、考えさせられたのが、「私にある特定の人に対してではなく、ある国の国民に対して、日本国民の一人として、感謝の気持ちを持つことが出来るんだろうか?」ということでした。・・・不安です。
 8月25日(月)
 先週の金曜日から、ようやく夏らしい暑さになりました。それにしても暑かった!!!実は昨日法事があって、お墓参りに言ったのですが、炎天下お墓を掃除して、お参りしたりなんかしてたら、まるでシャワーを浴びたみたいにびしょびしょになってしまいました。
 家に帰って、水風呂に入ったときの気持ちよかったこと。こういう時は、シャワーじゃなくて、水風呂に直接入るのがいいですね。ふぅ〜〜〜極楽極楽。。。。。。
 8月30日(土)
 今日で夏期講習が全て終了しました。明日は小学生と中学生を対象とした、テスト会をやって夏期講習の締めくくりとなります。
 なんか、暑さが物足りなかったけど、特に何事もなく終わって安心しています。新学期からまたがんばりましょう。